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Prologue

​不思議な少女との出会い
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ああ、もういやになっちゃう。

こっちが気を回せば空回り。
逆にちょっとこっちが気づかないことがあれば、途端に機転のきかない人扱い。

それに、凡ミスだって時々はあったってしょうがないわよね。人間なんだし。
週に五日もさ、自宅と職場の往復ばかり。
朝から晩まで、私何やってんの?
やっと来た週末だって、貯まった用事やればあっという間に時間過ぎるし。
ああ、もう夕方近くになっちゃった。
今からじゃ、こうして土手をぶらぶらすることぐらいしか出来ないわよね。
せっかくの休日にまで人ごみに行くのは、なんかね…
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野球をする子どもたち、元気だなぁ。
いや、別に子どもたちじゃなくても、
休日の土手沿いって、ランニングをしたり、サイクリングも
みな、楽しそう…
私は……どうなの・・・?
そうだ、
旅行にでも行こうかな。最近どこにも行ってないや。

……
でも、ここまで疲れ果てちゃうとさ、そもそも旅行に行くエネルギーっていうもんが沸かないのよね。こうして河原でぼんやりするのがいいところ。

旅行って意外と、元気な時にこそ行けるものなのかもね。
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近くでいいじゃない。
えっ、なんか気のせい?
​でもはっきり声が聞こえたし…
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近くでいいじゃない。
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ふと眼をあげると、そこには見たこともない少女がいた。
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「頑張って遠くに行かなくても、近くでいいんだよ。」

continue

私    illustrator:のき    (C)のき

むつみ  illustrator:壱ル    (C) あずまの国のその東

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